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これから工事をする方もそうでない方も是非ご活用ください。

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番手(ばんて)

番手(ばんて)とは、今でこそ鋼板の厚さは「㎜」ですが、以前は「番手」で表されていました。昭和42年のJIS改訂により番手表示が廃止され、以降㎜表示となって、関係者に定着しています。
しかし、年配の方の中には、いぜん番手を使う方がときどき見かけられます。参考までに、旧番手と現板厚を表にまとめてみました。

這樋(はいどい)

這樋(はいどい)とは、這樋は2階建以上の建物で図のように上層階の竪樋が下層階の屋根の上に位置し、その雨水を下層階の竪樋(正確にはあんこうまたは集水器)に導く機能を持った樋である。従って這樋の設けられる位置は、下層階の屋根上となる。這樋は通常方形の断面をしていて、その上は蓋が付かず、所々に変形を防ぐつなぎ板を付ける。

この理由は、這樋を完全に塞いだ方形(角竪樋のような)にすると、竪樋からの雨水は流水方向が変わり、図(イ)部分で雨水が溢出するおそれがあるからである。その意味では、小型の住宅程度の這樋に丸竪樋をそのまま利用していることが多いが、雨水排水の面からみると決して好ましくない。もし一時的な豪雨があるような場合は、図(ロ)の部分で水が溢れるおそれがある。なお這樋は前述のように上面を開放しているので鳥や虫類が中に巣作りをすることもある。そこで丁寧な仕事では雀除けといってロストル状のものを用いて塞ぐことを行っている。

馳(はぜ)

馳(はぜ)とは、はぜは、2枚の金属板の端を折り曲げ、引っ掛け合わせて継ぐ場合の折り曲げた部分の名称です。または「小はぜ」ともいいます。
はぜを利用して2枚の板を継ぐことを「はぜ継ぎ」、「小はぜ掛け」ともいいます。
はぜの漢字は「鉤」が正しいようで、「馳」は最近用いられるようになったようですが、どうも根拠はないようです。
はぜは通常、板厚0.5㎜以下の鉄板や銅板で継ぎ合わせる場合に利用されます。しかし、ダクトなどでは板厚1.0㎜以上の鉄板を用いるので、はぜの組み方が変わっていて、いわゆる「ダクトはぜ」と称されるはぜ組となっています。
現在の薄い金属板のはぜには、どうもあまり古い歴史はないようです。少なくとも今のような薄い金属板がわが国に出現したのは明治維新以降であろう。それまでは手で叩いて板を延ばしていたので、0.3㎜や0.4㎜の均一な厚さは得られなかったはずです。したがって一文字葺きのはぜのような繊細なはぜ組は不可能と考えざるを得ません。
明治から大正期にかけて石油や煉瓦などを輸入した際、その梱包に「ブリキ板」を用い、その継手が「はぜ掛け」されていました。これを見て現在の「はぜ掛け」が完成したとも聞いたことがあります。
図ははぜの組み方による種類を掲げたものです。このうちa~fは薄い板による屋根、壁などに用いられ、g~kは、ダクトはぜと称し、板厚0.8㎜以上に用いられるものです。

破風(はふ)

破風(はふ)とは、破風は昔は、切妻屋根の頂部の端、つまり棟木の端から軒先まで屋根の流れに沿って棟木、母屋や軒桁の切□を隠すように取り付けた厚い板のことを称していました。しかし、現在では単に板でなく切妻の壁部分全体を破風と呼んでいます。
また破風は博風とも書いた時代があったようです。さらに呼び方が地方によって異なり「はほ」「はっぽう」「はっぽ」などがあります。
破風の種類は結構多く、反り破風(照り破風ともいう)。起り破風、入母屋破風、切り破風、千鳥破風(据え破風ともいう)。槌破風、流れ破風などがあります。
破風板が頂部で左右合わされる部分を「拝み」といい、下端部分を「破風尻」、中程を「破風腰」と呼びます。

蛤(はまぐり)

蛤(はまぐり)とは、蛤はよく御存じの美味い貝ですが、屋根の世界では一文字葺きの屋根で蛤を使います。
入母屋造りや寄棟造りの屋根の隅棟部分で、左右の横馳を連続させて葺く方法を「まわし葺き」といいますが、この箇所に蛤を用います。形が蛤 (はまぐり)に似ていることから、この呼び方となったと言われます。

蛤は一文字葺きの優美な線を、さらに隅棟や隅谷部分で曲線で結び一層奇麗に仕上げます。
蛤は、隅棟には多く葺かれますが隅谷にはあまり使われず、むしろ網代葺きが用いられます。
理由は谷に葺く場合は、縦馳が流水に逆らうことになり雨漏りしやすいからです。

廂、庇(ヒサシ)

廂、庇(ヒサシ)とは、
①ヒサシは古い日本建築ではモヤ(身舎、母屋)の外側に、さらに柱、壁を設けてモヤの屋根とヒサシの屋根を連続させる構造がありました。この付加的に設けた部分をヒサシ(廂) と呼びます。

広小舞(ヒロコマイ)

広小舞(ヒロコマイ)とは、木造建築の軒先に取り付けられる横木を広小舞といいます。古建築の茅負(カヤオイ)を簡略化したものです。垂木の軒先先端の上側に、取り付く板です。しかし、屋根が瓦葺きの場合の広小舞は扇平な台形をした長押挽(ナゲシビキ)という部材になります。

葺足(フキアシ)

葺足(フキアシ)とは、屋根の瓦、杉皮や波形石綿スレート葺きなどは、雨水が流れる方向に沿って水が侵入しないよう重ね合わせながら葺かれます。このとき、上に重なっている瓦の水下側の端から、その水上側と重なっている瓦の水下側の端までの距離を葺足といいます。

しかし、金属板葺きの場合は、葺足とは言いませんのでご注意ください。

宝珠(ホウジュ)

宝珠(ホウジュ)とは、宝珠とはもともと宝の玉という意味ですが、建築とりわけ古建築には、建物の一部の部分の名称となっています。方形、六注、八注などの屋根の最頂部には屋根面が一点に集まるので何らかの雨仕舞いが必要です。例えば摺鉢状のものを伏せたままでもよいでしょうが、この雨仕舞いと装飾を兼ねたものを宝珠といいます。
相輪は搭の上に設けられますが、宝珠は高さの低い建物に取り付けられます。
通常露盤を設け、その上に宝珠を置きますが、宝珠は単に玉状でなく火焔(かえん)や水煙(すいえん)のデザインの彫刻板が付けられます。火焔の付いたものを火焔宝珠といい、水煙のものを水煙宝珠といいます。その意味は相輪と同様です。
この他、宝傘という傘を付けたもの、伏鉢のあるものなど多様で、相輪よりも変化に富んでいます。

方形屋根(ほうぎょうやね)

方形屋根(ほうぎょうやね)とは、屋根形状の一種で、正方形の建物で四方からの棟が中央の一点に集まる四角錐のよう

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